第73回 人間設定

最近僕は自宅で、夜「ハイボール」を飲む習慣がついた。

 

 

勿論一人で

 

 

 

はない。二人である。

 

 

大体夜の12時くらいから晩酌を始める。

 

 

彼女のお蔭で、一日の時間サイクルが常人に戻り、毎日一時間半ほど彼女とお喋りしながら「ハイボール」を4杯ほど飲んで床に就く。

 

 

とても穏やかな生活リズムだ。

 

 

まだ彼女と結婚はしていないが、一緒にいると心が落ち着くし、なにより、その日一日のいい事も嫌な事もすべて話してスッキリする。

 

 

いつの間にか僕も、「幸せ」とか「家庭」とか「安らぎ」なんてものを求めてしまうようになってしまった。

 

 

「一生童貞永遠排泄機関車トーマス」の皆様には申し訳ないが、僕は今幸せだ。

 

 

今日も、部屋の壁にビタっとテーブルをくっつけ、ハイボールのボトルとグラス、そして氷を用意し、正面の壁に貼ってある、最近近所の酒屋のジジイからもらったドでかい「井川遥」のポスターの前で彼女と向かい合って毎日お話しているのだ。

 

 

「遥」はにこやかに微笑みながら僕の話を聞いている。

 

 

たまに頷いているようにも見える。

 

 

4杯目のハイボールを飲み終えた頃には僕はいつも酩酊状態になっていて、ポスターから抜け出した「遥」と「スカイラブハリケーン」を決め、そのまま寝ているのだ。

 

 

朝起きると、グチャグチャの机と、「井川遥」のポスターが、ポツンと残っているだけで、必ず朝一死にたい気分になる。

 

 

そう。

 

 

死にたい気分からの一日が僕のスケジュールの第一歩なのだ。

 

 

ここから日によって僕の一日は分岐する。

 

 

右の道は「スロットル」

 

 

左の道は「バイト」である。

 

 

今日は気分がいいので「左の道」の話でもしようか。

 

 

昔このブログにもあげたことがあると思うが、いつの間にか

 

 

「ライン工」

 

 

のようなバイトも勤続「二年」になろうとしている。

 

 

たったの週2のバイトだが、飽きもせず、楽しくもない。

 

 

簡単な作業でまあまあ時給もいいので辞める人間も少なく、最初に入った時から人の入れ替わりが皆無に近く、

 

 

いつも作業するメンツは

 

 

「50位の暗そうなおっさん」  バンゲリングベイ(僕がつけたあだ名)

 

 

「年齢不詳の中国人メガネ女」 ダルシム春麗(僕が着けたあだ名)

 

 

「太り気味の韓国人男30歳位」 金正恩(本人の可能性あり)

 

 

「いつもションベン臭いババア」スカトロ大帝(僕が着けたあだ名)

 

 

「全く普通の30くらいの日本人」空気三太夫(僕が着けたあだ名)

 

 

「40くらいの糞メガネキモ男」 永遠の脳障害(ゴミ太郎自身)

 

 

の6人である(僕含む)

 

 

この6人が並んで仕事をしていると傍から見たら

 

 

「設定①ジャグら」がひと島並んでいるように見えるだろう。

 

 

昔短期出バイトしたライン工では「説明君」という人間にはめられ、嫌な気持ちになったので(昔の記事のどっかにるあるからそれ見て)もう結構長い間一緒に働いているのに、まあ酷いくらい話さない。

 

 

しかし他の奴ら同士も全然話さない。

 

 

不思議なくらい各々のコミュニケーションがないのだ。

 

 

そこも長く続けている要因ではある。

 

 

全く人間関係がなく、仕事以外に気を使わなくてよいのだ。

 

 

そんな工場で8時間ほど拘束され、夕方6時過ぎには帰路に着く。

 

 

帰りにパチ屋に寄ることはない。

 

 

6時半から打っても勝てる気がしないからだ。

 

 

適当に飯を食い、適当にゲームやったりして、12時に「井川遥」と晩酌。

 

 

就寝。

 

 

これがゴミ太郎の「左の道」なのだ。

 

 

なぜこんな「ゴミ太郎の一日」を淡々と描いたのかというと、

 

 

仕事がなかった昨日「左の道」のライン工の「バンゲリングベイ(50位の暗そうなおっさん)」と道でばったり会った。

 

 

バンゲリングベイは女の子と腕組んで歩いていた。

 

 

若い女でめちゃ美人だった。

 

 

なんか「井川遥」に似ていた。

 

 

バンゲリングベイは僕と目が合うと

 

 

即目を逸らした。

 

 

僕も目を逸らす。という指令を自分の脳に送っていたはずなのに、バンゲリングベイは脊髄反射の如きスピードで目を逸らしたのだ。

 

 

その間わずか0.00002秒。

 

 

僕は心の中で

 

 

「援交乙。マジ乙。なんであんなおっさんがあんなきゃわいい女子と道歩いてんだyo.悔しい。非常に悔しい。いや悲しい。全てを通り越して切ない。とにかく悲しい。」

 

 

と叫んだ。

 

 

その間わずか0.00002秒。

 

 

その日も僕は家に帰り「遥」とハイボールを飲み散々愚痴った。

 

 

井川は(井川慶じゃないお)いつもの温かい眼差しで僕を包み、僕は泣きながらネタ。

 

 

僕は今迷っている。

 

 

バンゲリングベイに

 

 

「この前の子彼女さんかなんかですか??(否定しろ頼む)」

 

 

と次のバイトの時聞こうか聞くまいか。

 

 

うらやましいのだ。

 

 

「遥」に聞いたが、彼女は微笑んだままで、それは

 

 

「自分で決めなさい」

 

 

と言われているかのようだった。

 

 

 

 

 

第73回 人間設定」への11件のフィードバック

  1. セイ

    更新乙です
    どーせお風呂嬢でしょ、うちの近くのホテル街でも不相応な奴らが腕くんで歩きまわってるよ
    女が敬語とか使ってたら1確

    返信
  2. ウサマ瓶太郎

    このこのこの〜〜〜!

    この床上手♪

    最近不倫、流行ってるから俺も乗りたい。

    ゴミさん、俺にも乗って(ㆀ˘・з・˘)

    返信
  3. 西

    聞くか迷いますね(^^)
    きっと今頃相手の方も聞かれるかドキドキされてると思いますよ!
    聞かれたら結果も教えて下さいね。

    返信
  4. ごみと思ってないゴミ

    バンゲリングベイが彼女ですと言っても嫌だしw
    違いますよって言って
    じゃあ誰やねん!とモヤモヤするのでどっちもバッドエンドになりそうですよねw
    更にそっからじゃあ誰ですか?とか突っ込んで聞くのもヤボですよねw
    そこから突っ込んで聞ける位ならもうちょい皆で話してそうですw

    バンゲリングベイ懐かしいですねw
    ツーコンでマイクで援軍呼んだり Bボタン?で誘導ミサイルみたいの打てて
    ツーコン有利過ぎますねw

    返信
  5. ビトたけし軍団 らっきょ

    すげーおもしれー。随所におもしれー。これこれ!これなんだよ。ゴミちゃん最高~。

    返信
  6. tuuiti

    おいおい
    ひっそりと再会してんじゃねえか

    久しぶりだなゴミタコ
    ま、今回の記事はなかなか良かったぞ
    やっぱおめーは自虐ネタだな
    週2のライン工とかおめーにぴったりだよ
    バカの一つ覚えみてえにずっとこれを続けろよ
    そうすりゃ間違いなくトップ10に返り咲ける
    俺の言う事に間違いはねえ
    わかったか!

    返信
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